けんぽだより

2026年春号

2026年度から すい臓ドックの費用補助が始まりました

さまざまながんが早期治療で治る病気になっている一方、すい臓がんは今も見つけにくく、治療が難しいがんとして知られています。
トヨタ紡織健保では、すい臓がんの早期発見・早期治療につなげるため、今年度よりすい臓ドックの費用補助を開始しました。ぜひご活用ください。

「すい臓ドック」費用補助の対象者と補助上限額

みなさまが必要な検査を受けやすい環境を整えるため、以下のとおりすい臓ドックの費用補助を実施します。

●対象

40歳以上の被保険者・被扶養者

●必須検査項目

MRI検査(MRCP)

  • ※MRCP検査はMRI検査の一種で、すい臓がんの早期の徴候であるすい管の狭窄・拡張などの異常を確認します。

●補助額

上限10,000円

●補助回数

2年に1回/1人

  • ※当日窓口で費用を支払い、後日トヨタ紡織健保に「各種健診補助金支給請求書」に領収明細書(原本)と検査結果(写し)を添付して提出してください。

早期発見につなげるために

すい臓は消化を助けたり、血糖値を調整するホルモンを分泌したりする大切な働きをしています。
しかし、胃の裏側の体の深部に位置して検査が行き届きにくいため、がんが早期に発見されにくいのが課題です。
また、すい臓がんは早期のうちに他臓器に転移する可能性があるため、不調を感じたときには進行していることが多く、日本では年間4万人以上がすい臓がんにより命を落としています。

国立がん研究センター「がん情報サービス」、地域がん登録における5年相対生存率(2009~2011年診断例)より作成

初期には目立った症状がない。
早期発見・早期治療につなげるために定期的な検査が重要!

すい臓がんの危険因子とは?

すい臓がんは誰でも発症する可能性がありますが、以下に当てはまる人は、より注意が必要です。
また、年齢別に罹患率を見ると40代以降に増加し、高齢になるほど高くなる傾向にあります。

●すい臓がんの検査がすすめられる人

(すい臓がんの危険因子など)

  • 親や兄弟姉妹にすい臓がんの患者がいる
  • たばこを吸っている
  • 1日にビールなら中びん3本以上飲んでいる
  • 糖尿病と診断されている(とくに発症1年未満)
  • 肥満である
  • すい臓に嚢胞(のうほう)ができているといわれたことがある
  • 原因不明の急性すい炎・慢性すい炎にかかったことがある、かかったことがある親や兄弟姉妹が複数いる
  • すい管の拡張を指摘されたことがある

『膵癌診療ガイドライン2022年版』(日本膵臓学会膵癌診療ガイドライン改訂委員会・編/金原出版)より作成

トヨタ紡織健保のすい臓がん患者医療費(平均値)

トヨタ紡織健保においては、すい臓がん罹患者数は少ないものの医療費は高額で患者当たり医療費は平均で500万円近くに達しています。